あがつま語★実用会話講座 観光に出かける

標準語では・・・   ちょっと行ってきます
あがつま語では

  ちょっくら行ってくらい

標準語では・・・   私も 仲間に入れてください
あがつま語では

  おれも かててくんない

標準語では・・・   歩いていくのですよ 大丈夫ですか
あがつま語では

  えんでぐんだでえ あんじゃあねえかい

標準語では・・・   走っていくのかと思いました まったく 心配要りません
あがつま語では

  とんでくんだともった えっこお せわあねえよお

標準語では・・・   では 行きましょう すぐに行けますか
あがつま語では

  そんじゃあ いぐべえ すぐ いげるかい

標準語では・・・   すぐには 行けませんので 先へ行っててください 
あがつま語では

  すぐにゃあ いげねんで さきい 行っててくんない

標準語では・・・   それでは○○堂っていう お寺のような所で待っています
あがつま語では

  そいじゃあ○○堂っつう 寺みちょうなとこで待ってらい


【ミニ解説】 かたる
 「かたるかい(仲間に入るかい」「かててくんない(仲間に入れてください)」と使います。「糅てる」が元だと思います。あがつまから転校して行った友が転校先で「かてて」と仲間に入ろうとしたら、その言葉のせいで「かててもらえなかった」という悲しい話もあります。
 「とぶ」も走るという意味で、「あがつまの人は走ることを飛ぶと言う」と笑われたりしますが、とぶは「跳ぶ」で、あがつま人は足が速いので「走る」というより「跳ぶ」という感じなのでしょう。運動会の徒競走を「とびっくら」と言って他校の生徒に笑われますが、これも「跳び比べ」のただの短縮形です。「くいっくら」は喰い比べだと、すぐに分かるでしょう。