お茶講

闘茶ってナニ?

 中之条町五反田、白久保(しろくぼ)地区に藁葺き屋根の建物、「お茶講の家」があります。お茶講とは、お茶の味を当てる民俗行事です。この茶の飲み当ては中世のころ、闘茶と呼ばれ、武士の間で盛んに遊ばれていたとのことです。 
 この白久保地区では、この闘茶がそのまま伝承されています。今でも、毎年2月24日に、白久保地区の伝統行事、お茶講が行なわれます。お茶講は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
お茶講マニュアル
 お茶講の方法をご説明しましょう。原材料は、甘茶、シブ茶、チンピ(ミカンの皮)です。この配合を変えた4種のブレンド茶の味を、参加者は事前に飲み覚えておいて、7回のお茶を味わい、種類当てを楽しみます。1回ごとに適中者には配当(アメ)がでます。
 当てた喜び、外れた悔しさ、単純な遊びに熱中してしまうのは、大人も子供も、今も昔も同じ様です。

 お茶講は、参加者の名前、当たり、外れ、全て筆で記帳されます。この記録は、ナント永久保存されます。
参加方法と料金
 お茶講は、予約をすればだれでも体験できますが、団体やグループでの参加をお勧めします。常時行なっていませんが、団体で申し込みをされれば日程の調整をしてもらえます。 費用は、参加30人まで1団体として3万円(30人以上は1人千円が加算されます)です。問い合せは、中之条町教育委員会社会教育課、電話0279−76−3111。 
運営は地元のボランティアの皆さんです
 そして、お茶講体験に訪れた人の面倒を見るのが、地元のボランティアの皆さんです。一般の参加者と、地元の人とのお茶講を通じたコミュニケーションはすばらしいものがあります。事務局(〒377-0432 中之条町大字五反田3529有限会社町田工業内)の町田茂さんの軽妙な説明もお楽しみ下さい。

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